世界

旅に出ることが大好き 心疾患持ち看護師

1UP

 

 

 

あっという間に術後2年経ちました。

いまは、全く言うことなしですね。

抗血小板薬💊をやめて、

特に変わりはないので

通院は次回から半年後になりました。

何だかんだ時間もお金もかかるし

わーいって感じです。

治してくれてありがとうございます。

 

突然の部署異動になり、

1月という中途半端な時期から

手術室に配属され3ヶ月経つところです。

また、そのタイミングで

1人暮らしすることを思い立って

引っ越しのためにバタバタと年末を過ごし

年始からも新しい場所で

右も左もわからない状態でも

まあ、なんとか日々を過ごしています。

こんな変な時期に異動したのは私だけなので、

大変でしょ?って結構言って頂くのですが、、

意外と、同期みたいな存在がないことが

気楽だったりしています。

比べようがないので焦らないっていうか。

(いいのか悪いのか。笑)

基本は夜勤がない部署なので、

とても人間らしい生活を送っていて

驚くぐらいちゃんとした生活リズムで

朝食が楽しみという人間になれました。

 

勉強しなければならないことが

たくさんあるのですが、

ちょっと気になって読んだ症状のこと。

私が術後に苦しんだ悪心・嘔吐は

PONVというものだったみたいです。

 

①女性

②非喫煙

③乗り物酔いしやすいまたは過去PONV既往

④術後麻薬を使用する

 

のうち、2つ以上条件を満たす人が

PONVの予防治療を行うべき

とされているようで、、

上記リスク因子に加えて若年、偏頭痛持ち

なども発症しやすいようです。(まさに、私。)

揮発性麻酔薬を使用することや全身麻酔使用、

術後にもオピオイドを使用すること、

腹腔鏡手術、胆摘、婦人科手術

などが原因となるようです。残念なことに、

予防したから症状が絶対に出ない

とも限らないみたいですが。

あのときに予防薬をなにか

投与していてくれたのかはわかりませんが、

(たぶんしてないであろう😅笑)

チェック項目全て当てはまるので

次は絶っっ対に、強力に

対策を講じてもらおうと心に誓いました。

本当に、悪心さえなければ

もうちょっと楽だったと思うので、、

人間、何でも、経験って大切ですね。

経験すれば反省を生かして次へって

サイクルができますからね。

 

そういえば知人が私と同じ病気で

手術をするようなのですが、

低侵襲心臓手術という方法でやるそうです。

私は初めて手術を受けたときはこどもで、

正中切開以外に選択権もなかったし、

70年くらい前に生まれていたら

手術という選択すら与えられず

遅かれ早かれ存在しなかったかもしれないし、

いまこんなに元気なんだから

それ以外何を望むんだって思う反面、

そういう治療方法があると聞くと

正直羨ましいなあ〜と、少しは思う。

だってやっぱり傷のない皮膚で

色んな服着たかったし。

でも、そもそも病気じゃなかったら

もっとどうしようもない人間だったはずだし

看護師になってなかったはずだし、、

と、いつもお決まりのループに入ると、

これでよかったんだと思う。

というか、ほかの道は歩めなかったんだし

自分で納得していくしかないんだよね。

欲ばかりで嫌気が差すこともあるけれど、

仕方ないね、人間だもん。

とりあえずは、この調子で風邪もひかずに

健康に過ごしていけますように。がんばろ。

 

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はるちゃんのこと

 

 

私が初めて、

担当した子で亡くなったのは

500グラムにも満たない

小さな赤ちゃんでした。

小さな体でお腹の手術をがんばったけれど

待っても待ってもおしっこが出ずに、

浮腫んでいく一方でした。

一縷の望みをかけて行った治療も効かず

あとは、はるちゃんの生命力を見守ろう

ということになりました。

 

ママは、本当に強い方で

この子の前では泣かないって決めたから、

って、いつもはるちゃんに笑顔を向けて

自分には何ができるかなって

面会中はずっと、気丈にしていました。

 

はるちゃんはとっても小さいけど、

表情豊かな子でした。

気分が良いときの顔、嫌なときの顔

はっきりわかる子でした。

小さな目で、キョロキョロ

周りを見てくれたこともありました。

でも、だんだん、浮腫みで

目も開けられなくなり、

表情も読めなくなっていきました。

それでも、ママもパパも

はるちゃんの表情とか動きとか、

すごくよく見てくれていて

はるちゃんが亡くなる1日前、ママが

「昨日面会のとき目を開けたんです!」って

私に写真を見せてくれました。

浮腫みでどこまでが本当の輪郭か

わからなくなっていて、瞼にだって

スペースは少しもできないはずなのに。

そこには確かに、少しだけ

目を開けたはるちゃんがいました。

しんどい中、体が重い中、

ママやパパの顔を見ようと、

もう1度目を開けてくれたんですね。

 

私も、はるちゃんの前では

なるべく笑顔でいたいって思って

病院では我慢していましたが、

家に帰って、涙が止まりませんでした。

 

一瞬の世界じゃなくてこれから

たくさんの人、色んなことに出会うはずで、

小さく生まれて、これから大変なことも
たくさんあるだろうけど、

優しくて強いママとパパに

大切に大切に育ててもらえたはずなのに。

 

積極的に治療しない、ということで、

点滴をただの水に変えても

それでも3日もがんばってくれました。

最期は、ママの腕に抱かれて亡くなりました。

 

はるちゃんはご両親によく似て

本当に強い子でした。

毎日、はるちゃんもご両親も、

がんばりすぎるぐらい

がんばってくれていました。

正直、はるちゃんを受け持つのは

病態に関しても、看護も私には力足らずで

先輩に聞きながら、毎日、

こなすだけでも必死で。

毎日悲しくて、苦しくて、でも

かわいいかわいいはるちゃんに

会えることは嬉しくて。

はるちゃんの強さに励ましてもらって。

はるちゃんとご両親の強さには、本当に

たくさん学ばせてもらいました。

はるちゃんが生きた、濃い1ヶ月間を

私は一生忘れません。

でももらってばかりの私にできたことは、

何かあったのだろうか、、

という思いは残りました。

 

その後、再びご両親に

お会いする機会があり、

そのときの気持ちをお話ししてくれました。

 

「出産も、産後もバタバタして

とにかく毎日必死だった。

亡くなったのは悲しかったけれど、

なんていうのかな、、

それだけではなかった。」

と、穏やかな顔で仰っていました。

 

そして、はるちゃんが亡くなってから

ずっと行きたいと思っていた、

ペリネイタルロスの勉強会に参加しました。

どちらかというと、産科のスタッフに

向けたものだったけれど

参加してよかったと思いました。

 

how toはたくさんあるけれど、前提には

子供を大切にする気持ちが1番大切。

ということが、改めて確認できた。

あのとき私にできたことなんて、

何もないんじゃないか?と思っていたけど、

ご両親の次にはるちゃんのことを考えて

ご両親のそばにいて、

はるちゃんのかわいさを知っているのは

間違いなく自分だと言えるし、

はるちゃんのことを、

たくさんのスタッフが考えてくれたから

ご両親が、悲しいだけではないお別れだった

って、感じたのだと思う。

言葉かけや、目に見えるケアを

提供することだけが看護ではない

って、強く思いました。

 

看護師として働く以上、これからも、

想像を絶するような状況の

患者さんやご家族にお会いすることも

あるのだと思います。

無力だと感じることもあると思う。

でも、無力を積み重ねていったら

きっと倒れてしまうから、

自分を認めることも

何なら仕事のひとつとして

考えていったほうがいいよな、、

と、ぼんやり思っています。

 

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その理由

 

 

 

前回記事の続き。

つい最近まで、3か月くらい

本当に本当に仕事が忙しかったです。

もう、目まぐるし過ぎてよく覚えてない。

過去イチに忙しかった。

BNP180に相当するぐらいの、

初期の心不全症状は感じていました。

心不全チック。心不全もどき。

先週診てくれた先生に、

念のため来週主治医を受診した方が、、

って言われたので、なんとか

勤務調整して行ってきました。

でも、そのときにはもう

普段の仕事量に戻っていて、

意識的に省エネモードに切り替えたので、

心不全チックな症状達は消え去り

体もラクで、やはりBNPも普段通りに。

もちろん心電図レントゲンも問題ナシ。

先生は

1点だけじゃ判断できない

と言ったけど、

ワンポイントでも上がった理由は、

やはり過労だと思う。

 

でも、自分は今、一番弁の状態は良いし

心機能だって、元気な人並みにある。

そういう人でもこうなるのかと

かなり驚きました。

過労死っていうのは、

こうやって過労が積み重なって

心不全から多臓器不全になるんだろう

と思いました。

 

ただ、同じように働いても、

大丈夫な人もいるわけで。

つまり、こういうところが

体力がないというのかな。

 

いずれにせよ、

過労は体に悪いということを

身を持って知りました。

長く仕事やっていけるように、

労らないとなー。

休む日は、必ず作らなくちゃ。

 

 

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人生は選択の連続

 

 

 

 

今まで結構真剣に見た医療ドラマは、

救命病棟24時医龍

コウノドリ、コードブルー など。

で、いまはブラックペアン。

多少ツッコミ入れながらも

なんだかんだ、好きなんです。

 

ブラックペアンは弁膜症ネタが多くて、

みていて思うのは、

ああ、手術ってやっぱり

リスクを負うものなんだ、と。

あんなに毎回毎回

死にかけるほどではないにしても、

(あの病院、医者あんなにたくさんいるのにまともな医者が居なすぎ、、)

やっぱりああいう風になる可能性はあって、

そこにスーパードクターがいなければ

確実に死ぬわけですよね。

左室破裂とか怖すぎ。

そう思うと、

絶対に次も手術になる選択をしたのは、

間違っていたのかな、、と

思わないこともないですが。

でもだからと言って、機械弁にするのだって

日々、リスクを負って生きていくわけで、、

と、思考が止まってしまいます。

 

A弁置換は、患者さんを限定しながらも

TAVIがだいぶ浸透してきているし、

ドラマでのスナイプのように、

カテーテルでのM弁置換というのも

試されているみたいで。

そのうちきっとできるようになる

そういう期待をしながら

手術を受けました。

でも、確立していない治療を受けるのは

勇気が必要だし、何度か切った私は

すでに適応外だと思う。

再生医療にも期待しているけど、それも、

いつできるのかわからない。

けれど、あまりに発展した再生医療って

恐ろしくも思います。命の尊さが、

わからなくなってしまうかもしれない。

 

いずれにせよ、10年くらいの短い時間では

かなわないことなので、

再手術には、なると思います。

私は強くないしワガママなので、

またあの地獄を、、と思うと

本当にげんなりしてしまいます。

 

けれど、手術って、

リスクの説明をした上で

やっていることとは言え、医師は

やはり患者を死なせたら落ち込むだろうし

初回の方が絶対に楽なのに、

再々再手術なんて、

そんな仕事を受けてくれるのは

ありがたいですよね。

 

人の力を借りて生かせてもらっているんだし、

やっぱり何か、社会に役立つ自分でいたい。

で、結局、私はもっとがんばらなきゃ

と、思うわけですが、先日の外来で突然

BNPが180に跳ね上がりました。

思い当たるのは仕事が忙しかったことですが。

疲れすぎて途方に暮れたこともありました。

だけど、仕事はいま、

自分にとって一番成長期だと思うし、

長く長くやっていきたいと思っていて。

がんばりたいって欲を満たすために、

身体を疲れさせてしまっているみたい。

自分の身体なのに難しい。

とりあえず少し省エネモードに切り替えて

今後のBNPの推移を追っていきます。

 

 

 

かしこい患者になる

 

 

 

 

術後1年経ちました。

体調はすこぶるよかったのですが、

ここ数日は、なんだか疲れています。

3連休で逆に疲れるという謎。

もうすぐ4月に入りますが、私自身は

特に予定も、動きもなく。

ちょこちょこ異動があって、

師長も変わりますが、まあ、

概ね変わりない1年になりそうです。

結局色々考えた結果、5年間は

今の職場で、きちんと働こう

ということにしました。

成人も興味があって、

やるなら今という気もしますが、

今より忙しくなる&体力使うのは、

やはり難しいのでは?と思ったり。

30代に近付いてくると色々悩みますね。

 

で、本題ですが。

通っている歯医者から、

虫歯で詰めたプラスチックが

削れてきているので、

セラミックにしませんかという話があり。

(1本8万です...)

拒否という選択肢はなく、嫌々ながら

数ヶ月後に治療予定なのですが、ふと、

そういう処置って抗生剤必要かな?

と疑問を抱き。主治医に確認してみました。

すると、

IEのしおり持ってなかった⁉️と。

IEがどういうことで発症するか、どういう治療のときに、どの量の抗生剤を処方すれば良いかなどが書かれた紙をコピーしてくれました。

(先生、、これ10年前から欲しかった。)

で、そこに書いてあった、

抗生剤の必要な処置の欄に、

「歯石除去」がありました。

歯石除去って結構出血するんですよね。

口腔内が傷ついたタイミングで、口腔内細菌が血流にのってしまうことが怖いのだ

ということは、ずっと理解はしていて、

高校生のときから、これって良いのかな?

って思っていましたが

何も言われないので、抗生剤服用せず

治療を受けていました。しかも結構な頻度で。

(歯科医にも病名伝えているんだから、

少しは気にしてほしかった、、笑)

抜歯ぐらいの大きな処置でないと

気にはならないのかもしれませんし、

実際ここまで何もなくこれてしまったので

大丈夫なのかもしれません。

でも知ってしまった以上、

飲まない選択肢は、、ないかなあ

知らないって怖いような幸せなような 笑

ちなみに詰めもの系は、

投与なしでも良いようです。

要は血が出るか出ないかですよね。

とりあえず歯医者には、伝えて、

処方してもらえるのか確認ですね。(今更)

 

自分の身は、自分で守る!ためには、

かしこい患者にならないといけませんね。

 

 

 

明けまして

 

 

 

大晦日も、元旦も仕事で、

31日の23時半に家を出て

0時過ぎに病棟に着くという。

つまり年越しは1人、車の中で迎えました。

(一昨年もやらかした)

個人的にはあまりにも通常営業で

びっくりですね。

赤ちゃんも普通に生まれます👶

あたりまえですが。

 

2017年は、2月は調子が悪く、3月に手術で、

ありがたいことに重篤な合併症なく

とりあえず過ごせています。

12月に外来で、ホルター心電図を付け

(10月くらいから全然自覚症状なしなので

結果は次の外来でというあっさり感で)

問題なく終了。BNPは50いくつか。

突然の疲労感も少し減り、

体力が多少付いてきたのかなと思います。

まあ、それでも1日フルは無理かな。

篭っていることも多かったので、

今年は外に出ていきたいと思います。

転職に関しても、今年度は諦めましたが

もう少し悩んでみようと思います。

私は本当に欲深い生き物で

今の環境が本当に居心地良くて、

やりがいもあって、子どもはかわいいし、

それなのになぜか、

このままでいいの?って

毎日思ってしまいます。

ひとつのところを極めるのも

素敵なことだけど、

私はやっぱり色んな世界を見たいかな。でも

すべて一から始めるのはとても勇気が必要で、私にその勇気が、覚悟があるのか

そこも毎日問いかけています。

まだ答えが出ません。

いずれにしても、色々なことに

挑戦する年にしたいと思います。

新たに始めた勉強も、

続けていこうと思います。

 

攻めの、2018年⭐︎

体は資本なのでそこは引き続き

気を使っていきたいと思います😸

 

 

 

祝半年

 

 

 

です。(正確にはまだだけど。)外来でした。

病棟内でも心疾患の赤ちゃん👶を

診に来てくれる先生ですが、

今日は私の主治医です。笑

実は私は、高校生まで診てもらっていた

小児病院に勤めておりまして、

いま通っているのは普通の総合病院ですが

成人先天性心疾患外来として

出張に来てくれるんです。

曜日が限られているので、こういうとき

看護師って便利だなといつも思います。

病院や役所に行く用事があるときって、

土日休みの方はどうやって行ってるのか

謎で仕方ありません🙁

 

とにかく、まあ、そんなわけで

ちょこちょこ会っていましたが

診察としては半年以上ぶりでした。

私は前回、期外収縮が気になる

と言ったことも忘れ 笑

先生にどう?と言われて思い出す始末。

エコーの報告書に

“エコー中ずっとAPC2段脈”

って書かれてるけど、、

どういうときに出る?って。

エコー中、確かにずっと

2段脈だなあって思っていたわけですが

もはや日常と化しているため

んー、そうですねえ、、

左側臥位になると出ますと言ったら

えー⁈ 体位で変わるものなの⁇笑

と、笑われてしまいました 😂

(いや、これ本当なんですけどね笑)

ホルターとる?って言われましたが

明日は仕事だし、リーダーだし、

ホルターつけながらは

ちょっと捗る気がしないので

次回(12月)にとることになりました。

どうせ、それこそAPC単発と2段脈、

たまにVPC単発見つけるぐらいだろうけど。

 

BNPは58くらいだったかな。

術後のBNPは、気になっていたけど、

心外の先生はオーダーしてくれなかったから

ずっと見れてなかったんですよね。

 数値としても良くなったの見れてよかった!

特記事項としては、

ARがなぜかmildだったことぐらい?

 

悪くなるまでは、

あーなったらこーなったらどうしよう

ってずっと考えていましたが

まあ、もう、なるようにしかならないし

じゃあ、考えても無駄かなあって。

不整脈も、致死性じゃなければいいです。

細かいことは気にしないことにします。

 

 

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こういう装飾が好き。いつか、いつか

インドやトルコ、モロッコに行きたい。